オリゴ糖などの難消化性成分の摂取は短鎖脂肪酸量が増加します。
ナノ型乳酸菌nEFとオリゴ糖を併用することにより、相乗効果がみられるのかを検証したところ、
すべての短鎖脂肪酸において、nEFを加えたことでオリゴ糖単体より高値を示し、相乗効果が認められました。
(試験方法)
マウスを3群(普通食(Control)、普通食にオリゴ糖を追加(オリゴ糖)、普通食にオリゴ糖とナノ型乳酸菌を追加(オリゴ糖+nEF))に分け、3週間摂取させた後、マウス盲腸中の短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)量を分析した。(兵庫県立大学との共同研究)
※短鎖脂肪酸について※
酢酸、プロピオン酸、酪酸といった短鎖脂肪酸は大腸内のエネルギー源になるほか、インスリン抵抗性の改善やインスリン分泌促進ホルモン、GLP-1の分泌促進など糖代謝にも関連し、腸内環境の改善は糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防にも有効となる可能性が示唆されています。